シカゴ・カブスの鈴木誠也が、2022年から続いた5年契約の最終シーズンを終えた。今後の所属先を決めるうえでは、野球面の条件だけでなく、家族が安心して生活できる環境も重視する考えを示している。一方、シカゴへの好意も口にしており、カブス残留と他球団への移籍を含めた去就が注目される。

カブスはワイルドカードシリーズで敗退

カブスはナ・リーグのワイルドカードシリーズでサンディエゴ・パドレスに2連敗し、2026年シーズンを終えた。

これにより、鈴木が2022年にカブスと結んだ5年契約も最終年度の日程を終えたことになる。正式にはワールドシリーズ終了後の所定期間を経てFAとなり、カブスを含む各球団との契約交渉が可能になる見通しだ。

5年総額8,500万ドルの契約が満了へ

鈴木は広島東洋カープからポスティングシステムを利用してMLBへ移籍し、2022年3月にカブスと5年総額8,500万ドルで契約した。

契約には全球団へのトレード拒否権が含まれ、2026年の年俸は1,800万ドルと報じられている。今回のシーズン終了によって、鈴木はメジャー移籍後初めて所属球団を自由に選べる立場になる見通しだ。

家族の生活環境を重視

スポニチによると、鈴木は今後の所属先について「家族が安心して住めるところが一番」と話した一方、「シカゴの街はすごく好き」とも語った。

また、この発言はカブスからの退団を示唆したものではない。シカゴへの愛着を認めつつ、FAとして選択肢を検討する際の基本姿勢を説明したものと捉えるのが妥当だ。

カブス残留も選択肢

カブスは2026年開幕前の時点で、鈴木を含む複数の主力選手が契約最終年を迎えることを認識していた。編成責任者のジェド・ホイヤー氏も、2027年のチーム構成が大きく変わる可能性に言及している。

一方、MLB.comは、右打ちの外野手を必要とする球団が多いことから、鈴木がFA市場で関心を集める可能性を指摘している。カブスとの再契約も選択肢として考えられるが、具体的な交渉状況は公表されていない。

成績と生活環境の両面が判断材料に

鈴木はカブスでの5年間を通じて、右打ちの中軸候補として実績を積んだ。今オフの契約交渉では、これまでの打撃成績、守備位置、年齢、希望する契約期間などが球団側の評価材料になる。

一方、鈴木側にとっては、チームの競争力や起用方針だけでなく、家族が長期間暮らす環境も重要になる。シカゴに残るのか、新たな都市へ移るのか。鈴木の決断は、カブスの2027年以降の編成にも影響することになる。

出典

MLB.com「Baseball’s biggest free agents by team for 2026-2027」
https://www.mlb.com/amp/news/baseball-s-biggest-free-agents-by-team-for-2026-2027.html

スポニチ Sponichi Annex「鈴木誠也『家族が安心して住めるところが一番』カブスと5年契約終了で去就言及『シカゴの街はすごく好き』」
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MLB.com「Cubs agree to terms with outfielder Seiya Suzuki on a five-year Major League contract」
https://www.mlb.com/press-release/press-release-cubs-agree-to-terms-with-outfielder-seiya-suzuki-on-a-five-year-ma

MLB.com「Seiya Suzuki signs 5-year deal with Cubs」
https://www.mlb.com/cubs/news/seiya-suzuki-signs-5-year-deal-with-cubs

MLB.com「The Cubs’ message ahead of 2026 is simple: Win now, worry later」
https://www.mlb.com/cubs/news/jed-hoyer-craig-counsell-focused-on-achieving-with-2026-team