ボストン・レッドソックスは、ニューヨーク・ヤンキースとのワイルドカードシリーズに2連敗し、2026年シーズンを終えた。8月から左ハムストリングの負傷で離脱していた吉田正尚はポストシーズン登録メンバーに入らず、復帰できないままシーズン終了を迎えた。2027年は5年総額9000万ドルで結んだ契約の最終年となる。

レッドソックスはヤンキースに2連敗

レッドソックスは9月30日、敵地で行われたワイルドカードシリーズ第2戦でヤンキースに2―9で敗れた。第1戦も0―9で落としており、2試合合計2得点、18失点でシリーズ敗退が決まった。

吉田は左ハムストリングの負傷から復帰できず、同シリーズのロースターには登録されなかった。2025年のポストシーズンではヤンキース戦で勝ち越し打を放っていたが、2026年はポストシーズンの打席に立つことなく終わった。

8月の走塁中に左ハムストリングを負傷

吉田は8月15日のパイレーツ戦で二塁打を放った際、二塁へ向かう途中で左脚を痛めた。翌16日に左ハムストリングの肉離れで10日間の負傷者リストに入った。

レッドソックスはMRI検査後、通常より長期間を要する重度の負傷との見解を示していた。当初からレギュラーシーズン中の復帰が難しい可能性が指摘され、最終的にポストシーズンにも間に合わなかった。

2026年は87試合で打率.274

吉田の2026年成績は87試合、263打数72安打、打率.274、5本塁打、28打点、OPS.746だった。指名打者で62試合、左翼手で5試合に先発している。

シーズン前半はベンチからの出場も多かったが、夏場に出場機会を増やした。MLB公式サイトによると、負傷前の約6週間は右投手を相手に指名打者として継続的に起用され、加入後4年間でも好調な時期の一つに入っていた。

その状態で長期離脱となったため、成績の評価だけでなく、健康状態を整えて2027年の開幕を迎えられるかが重要になる。

5年9000万ドル契約は2027年が最終年

吉田は2022年12月、レッドソックスと5年総額9000万ドルで契約した。スポニチが記載している「約123億円」は契約当時の為替レートを用いた換算額であり、契約の原額は9000万ドルとなる。

MLB.comは2026年1月時点で、吉田の契約が残り2年、3720万ドルだったと報じている。契約内容に変更がなければ、2027年には1860万ドルの契約が残る計算だ。

レッドソックスは外野手と指名打者の選択肢を複数抱えている。吉田を2027年にどの役割で起用するのかは現時点で球団から具体的な方針は発表されていない。

トレード報道と確定情報を分ける必要

吉田をめぐっては、これまでも米メディアでトレードの可能性が取り上げられてきた。守備位置が限定されることや契約額、レッドソックスの外野・指名打者事情が背景にある。

ただし、トレードの可能性を論じた記事が存在することと、実際に球団間交渉が進んでいることは別である。

契約最終年の焦点は健康と出場機会

2027年に向けた最初の焦点は、左ハムストリングの回復状況になる。春季キャンプから通常どおり参加できるか、外野守備をどの程度担当できるかによって、球団内での役割も変わる可能性がある。

契約最終年は、その後のキャリアを左右するシーズンにもなる。まずは健康な状態で打席数を確保し、吉田が持つコンタクト能力と出塁能力を継続して示せるかが重要になる。

出典

AP通信「Yankees rout Red Sox 9-2 for 2-game Wild Card Series sweep」
ワイルドカードシリーズ第2戦

スポニチ Sponichi Annex「Rソックス終戦…ケガの吉田正尚はPS出場なくシーズン終了 来季5年123億円契約の最終年」
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Boston Red Sox「Red Sox Announce Roster Moves」
負傷者リスト登録と2026年成績

MLB.com「Amid discouraging Yoshida update, Red Sox receive good news on Houck’s progress」
左ハムストリング負傷の球団説明

MLB.com「Yoshida’s situation a conundrum for Red Sox」
契約と球団内での役割に関する分析